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CEPIとは|ETFの分配金実額とROC、50株の理由

CEPIとは?毎週分配の実額とROC比率、50株で止めている理由を解説する記事のアイキャッチ

2026年7月、私の証券口座には同じ銘柄の分配金が4回も入ってきました。

CEPI、7月6日・13日・21日・27日、計4回。

453AやQQQIは月1回なのに、CEPIだけは毎週です。最初は「頻繁に入って嬉しい」くらいの感覚でした。でも4回分の単価を並べてみたら、0.27286ドル→0.26858ドル→0.25888ドル→0.25662ドルと、4週連続で下がっていました。

私はCEPIを50株持っています。増やそうと思えば増やせる余力はあります。それでも、私はこの銘柄を50株より増やしていません。理由は2つあって、どちらもこのブログですでに書いたことです。今日はその2つの理由を、CEPIという銘柄そのものの説明とあわせて、あらためて一本の記事にまとめます。

目次

この記事でわかること

  • CEPIがどこの運用会社の、どんな中身のETFなのか(一次情報=REX Shares公式で確認した数字のみ
  • 週次分配とはどういう仕組みか、そして2026年7月に私が実際に受け取った分配実額
  • ROC(元本払い戻し)比率がほぼ100%であることの意味と、記事30で確認した「最警戒」という評価
  • 私がCEPIを50株で止めている、2つの理由
  • NISAで買えるか(結論:買えません)

※本記事の分配実額は、2026年7月に私の証券口座に実際に入金された1か月分(4回分)です。将来の分配額や利回りを保証するものではありません。

まず結論:CEPIは毎週分配・経費率0.85%の暗号資産カバードコールETF。私は50株で止めています

先に結論を置きます。

  • CEPIはREX Sharesが運用する、暗号資産関連の米国上場企業に投資し、その株式にコールオプションを売って収入を得るETF
  • 2026年5月28日支払分から、毎月分配→毎週分配に変わった
  • 分配金のほぼ全額がROC(元本払い戻し)という会計区分。記事30の調査では、6銘柄中最も警戒すべき銘柄という評価だった
  • 私は50株を保有し、7月の週次4回で手取り合計37.95ドル(試算で約6,212円)を受け取った
  • それでも50株から増やしていない。理由は「上限比率ルール」と「ROC警戒」の2つ

順番に、一次情報を確認しながら書いていきます。

CEPIの基本情報(REX Shares公式で確認できたもの)

CEPIについて、REX Shares公式サイトとプレスリリースで確認できた事実だけを並べます。

項目内容
正式名称REX Crypto Equity Premium Income ETF
ティッカーCEPI
運用会社REX Shares(投資顧問:REX Advisers, LLC)
設定日2024年12月4日
経費率(総経費率)年0.85%
連動指数BITA Crypto Assets & Digital Payments Index
戦略指数構成銘柄の株式を保有し、その株式にコールオプションを売る(カバードコール)
分配頻度毎週(2026年5月28日支払分から。それ以前は毎月)

(出所:REX Shares公式サイト「CEPI – REX Crypto Covered Call ETF」、REX Shares公式プレスリリース「REX Shares Announces Transition to Weekly Distributions for FEPI, AIPI, and CEPI」、2026年8月7日確認)

連動指数の「BITA Crypto Assets & Digital Payments Index」は、暗号資産の採掘・取引・カストディ(保管)、ブロックチェーン開発、デジタル決済ソリューションなどに携わる米国上場企業で構成されています。つまりCEPIは暗号資産そのものを買っているわけではなく、暗号資産に関連する事業を営む「株式」を買って、そこにコールオプションを売っているETFです。ここは誤解しやすいところなので、最初に押さえておきます。

分配頻度が毎月から毎週に変わったのは2026年5月28日支払分からで、REX SharesのCEOの発表によれば、姉妹ファンドのFEPI・AIPIと足並みをそろえて「より頻繁な収入機会を提供する」ことが理由だそうです。私の口座で7月に4回の入金があったのは、この変更の結果ということになります。

CEPIの2026年7月の週次分配4回、単価が0.27286ドルから0.25662ドルへ4週連続で下がっていることを示す図

【実額公開】2026年7月にCEPI(50株)から受け取った分配金

CEPIは私の保有銘柄の中でいちばん分配回数が多い銘柄です。7月の4回分を、単価と金額でそのまま並べます。

支払日1株あたり単価税引前(50株)
7月6日0.27286ドル13.64ドル
7月13日0.26858ドル13.43ドル
7月21日0.25888ドル12.94ドル
7月27日0.25662ドル12.83ドル
合計(税引前)52.84ドル
手取り合計(税引後)37.95ドル

(出所:楽天証券口座の配当金明細。円換算は1ドル=163.7円で試算すると約6,212円。記事35・記事37・記事38と同一の基準日・同一レートにそろえています)

数字を見て、私がまず気づいたのは単価が4週連続で下がっていることでした。0.27286ドルから0.25662ドルまで、率にして約6%の低下です。たった1か月・4回分のデータで「下落トレンド」と断定するのは早計ですが、少なくとも「毎週これだけ入る」と決め打ちできる金額ではない、というのが正直な感触です。

手取り率で見ると、52.84ドルに対して37.95ドル、約71.8%でした。これはQQQI・SPYI・JEPI・JEPQ・AIPIなど、私が保有する米国ETF6銘柄すべてで共通して確認できている水準(記事38「ポートフォリオ2026年8月版」)と一致します。米国側で10%源泉、日本側で20.315%課税という二段階の仕組みが、CEPIでも同じように働いているということです。453A(国内ETF)のような二重課税調整とは仕組みが違う点は、後ろの章で改めて整理します。

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CEPIの分配金はほぼ全額がROC。記事30の調査では「最警戒」でした

ここからが、この記事でいちばん正直に書きたい部分です。

以前、私は自分が保有する6銘柄のカバードコールETFについて、運用会社が公表する19a-1通知(分配金の内訳を知らせる公式書類)を全部読んで、ROC(Return of Capital=元本払い戻し)の比率を調べたことがあります(記事30「6銘柄のROCを公式開示で全部調べた結果」)。

その調査でCEPIは、直近分配のROC比率100%(2026年5月28日支払分)、暦年累計でも1株$7.34・比率100%という結果でした。分配金のほぼ全額が、会計上「元本払い戻し」に区分されているということです。

ROCが高いこと自体は、カバードコールETFでは珍しくありません。指数の構成株にコールオプションを直接売るタイプのETFでは、実際に稼いだプレミアム収入が税務会計のルール上ROCに分類されることが多いためです。だから「ROC比率100%=即タコ足配当」と決めつけるのは早計、というのが記事30で私が整理した考え方です。健全なROCか、元本を削る本物のタコ足かは、基準価額(1株あたりの純資産)の推移とセットで見る必要があります。

そのうえで記事30がCEPIを6銘柄中「最も警戒すべき銘柄」に置いた理由は、ROC比率そのものよりも、中身が暗号資産関連株という値動きの荒い資産だからでした。記事30の判定を引用します。

CEPI:最警戒。元本払い戻し比率100%に、暗号資産連動の激しい値動きが重なる。下落局面では本物のタコ足に直結しうる

同じ記事30の中で、AIPIは「実害が見え始めている」(基準価額の目減りと分配額の減少が実際に起きている)として2番目に警戒された銘柄でした。私が保有する6銘柄の中で、警戒順はCEPIがAIPI以上というのが記事30の結論であり、この評価を今回あらためて調べ直してはいません。数字は記事30時点(2026年7月)の一次情報のままです。

ROCと453Aの「二重課税調整」は、まったく別の話です

ここは混同しやすいので、あらためて切り分けておきます。

  • ROC(元本払い戻し)は、分配金の中身が利益なのか元本の取り崩しなのかという分配の性質の話です。CEPIのような米国籍ETFの会計区分であり、日本の投資家がこれを受け取るときは、ROCかどうかに関係なく通常どおり課税されます(記事30・記事35で確認済み)。
  • 453Aの二重課税調整制度は、国内上場ETFがファンド段階で払った外国税を、日本の所得税から自動的に差し引く税額計算の仕組みです(記事37「453Aの初めての分配金は2,295円でした」)。

この2つは、どちらも「税金がちょっと軽く見える」という点で似た印象を持たれがちですが、発生する場所も仕組みもまったく別物です。CEPIは米国籍ETFなので、453Aのような自動調整の対象にはなりません。

私がCEPIを50株で止めている、2つの理由

ここが、この記事でいちばん書きたかったことです。

CEPIは楽天証券で買い増しできますし、資金的にできないわけでもありません。それでも私は50株から増やしていません。理由は2つです。

理由①:上限比率ルール(AIPI・CEPI合計25〜30%以内)

私は2026年7月9日に、自分の中でポートフォリオのルールを決めました。「AIPI・CEPIのような超高分配ファンドは、ポートフォリオ全体の上限比率(25〜30%)を決めて守る」というものです。このルールは記事38「ポートフォリオ2026年8月版」で初めて明文化しました。

2026年8月5日時点の評価額で計算すると、AIPI+CEPIの合計比率は約13.5%でした。上限の25〜30%にはまだ届いていません。届いていないなら増やしてもいいのでは、と思われるかもしれませんが、私の考えは逆です。上限にまだ余裕があるうちから「上限がある」という前提で株数を決めておかないと、分配金の多さに引っ張られて上限を超えてから気づく、という失敗をしそうだからです。50株は、私が最初にCEPIを買ったときに決めた株数のまま、今も変えていません。

理由②:記事30のROC警戒(最警戒の銘柄だから)

もう一つの理由が、前の章で書いたROCの評価です。CEPIは記事30の調査で、私の保有6銘柄の中で最も警戒すべき銘柄という結論でした。ROC比率がほぼ100%であること自体は、他の高分配カバードコールETF(QQQIやSPYIなど)でも珍しくありません。ただしCEPIの場合、中身が暗号資産関連株という値動きの荒い資産である分、下落局面でROCが「本物のタコ足」に変わりやすいという懸念が、他の銘柄より強いというのが記事30時点での私の判断です。

だから、分配金が毎週入ってくることの心地よさに株数を合わせるのではなく、警戒がいちばん強い銘柄だからこそ、株数を意図的に絞っている、というのが正直なところです。

上限比率ルールとROC警戒、この2つが両方とも「まだ買い増しに背中を押してくれない」状態が続いているので、CEPIは50株のまま置いています。今後、基準価額の推移を見て評価が変われば、この判断も見直すつもりです。

CEPIがROC比率100%かつ暗号資産連動の高ボラティリティで最警戒に位置づけられることを示す図

CEPIはNISAで買えますか

結論から言うと、CEPIは成長投資枠では買えません。カバードコール(オプション取引)戦略を使うファンドは、制度上、成長投資枠の対象から除外されるためです。

私が保有するJEPI・JEPQ・QQQI・SPYI・AIPI・CEPIは、いずれもオプション取引(カバードコール戦略)でプレミアム収入を得るファンドです。成長投資枠には「ヘッジ目的以外のデリバティブ取引を用いる投資信託等を除外する」という制度上の要件があり、これら6銘柄は戦略の性質上、対象から外れます(分配が毎月か毎週かは関係ありません)。私の口座ではこの6銘柄を特定口座(課税口座)で保有しています。対象商品リストは証券会社・制度改正により変わることがあるため、最終的な判断は必ずご自身が使う証券会社の公式なNISA対象商品リストでご確認ください。

この記事が参考になる人・ならない人

参考になる人

  • 「CEPI」という名前を見かけて、そもそも何のETFなのかを知りたい人
  • 毎週分配というスタイルの分配金が、実際にどう動くのか実額で知りたい人
  • ROC比率の高い高分配ETFを、そのまま増やしていいのか迷っている人

あまり参考にならない人

  • 暗号資産そのものへの投資を探している人(CEPIは暗号資産関連の株式を保有するETFで、暗号資産そのものは保有していません)
  • 数か月〜数年の分配実績の平均を知りたい人(本記事は2026年7月の1か月・4回分の記録です)
  • NISA枠だけで完結させたい人(本記事の実額はすべて特定口座での受取です)

これから同じようにカバードコールETFを買ってみたい方は、私が実際に使っている証券会社での買い方を記事24「楽天証券でカバードコールETFを買う実践ガイド」にまとめています。

CEPIについてよくある質問(FAQ)

Q. CEPIとは、どんなETFですか? A. REX Sharesが運用する「REX Crypto Equity Premium Income ETF」です。暗号資産関連の米国上場企業で構成される「BITA Crypto Assets & Digital Payments Index」の構成銘柄に投資し、その株式にコールオプションを売って収入を上乗せする設計です。設定は2024年12月4日、経費率は年0.85%です(2026年8月7日確認)。暗号資産そのものを保有しているわけではありません。

Q. CEPIの分配は毎週ですか? A. はい。2026年5月28日支払分から、それまでの毎月分配から毎週分配に変わりました。姉妹ファンドのFEPI・AIPIと同時に変更されています。

Q. CEPIの分配金は日本ではいくら引かれますか? A. 米国籍ETFなので、米国側10%+日本側20.315%の二段階課税になります。私が2026年7月に受け取った実額では、税引前52.84ドルに対して手取りは37.95ドル、約71.8%でした。これは私が保有する他の米国ETFとほぼ同じ水準です。

Q. CEPIのROC比率は高いのですか? A. はい。記事30で調べた時点で、直近分配のROC比率は100%(2026年5月28日支払分)、暦年累計でも比率100%でした。ROC比率が高いこと自体はカバードコールETFでは珍しくありませんが、CEPIは中身が値動きの荒い暗号資産関連株のため、記事30の調査では6銘柄中「最も警戒すべき銘柄」という評価でした。

Q. CEPIはNISAで買えますか? A. 買えません。CEPIはカバードコール(オプション取引)戦略を使うファンドで、成長投資枠の対象から制度上除外されるためです(分配が毎週であることとは別の理由です)。私は特定口座で保有しています。

Q. 航海さんはCEPIを買い増しする予定ですか? A. 今のところ増やす予定はありません。理由は本文で書いた2つです。「AIPI・CEPI合計で上限比率25〜30%を守る」というルール(現時点で約13.5%)と、記事30でCEPIが最も警戒すべき銘柄と評価されたことです。基準価額の推移を見て判断が変わったら、正直に更新します。

まとめ:毎週入るからこそ、株数は自分で決めた線を守る

CEPIについて、今回あらためて調べてわかったことを整理します。

  • CEPIはREX Sharesが運用する暗号資産関連株のカバードコールETF。連動指数はBITA Crypto Assets & Digital Payments Index、経費率は年0.85%(2024年12月4日設定)
  • 2026年5月28日支払分から毎月分配→毎週分配に変更された
  • 2026年7月、50株の保有で税引前52.84ドル・手取り37.95ドル(試算で約6,212円)を4回に分けて受け取った。単価は4週連続で下がっていた
  • 分配金のほぼ全額がROC(元本払い戻し)。記事30の調査では、暗号資産連動の高ボラティリティが重なるため6銘柄中最も警戒すべき銘柄と評価された
  • 453Aの二重課税調整とROCは、税金が軽く見えるという点は似ていても、発生の仕組みがまったく別物
  • 私がCEPIを50株で止めている理由は、上限比率ルール(AIPI・CEPI合計25〜30%以内、現状約13.5%)と、記事30のROC警戒の2つ

毎週分配というのは、正直なところ気分がいいものです。証券口座を開くたびに何かしら入っている。でもその心地よさに株数を合わせてしまうのが、いちばん危ないパターンだと思っています。分配の多さではなく、自分で決めたルールの側に株数を合わせる。CEPIについては、今のところその判断を続けます。

基準価額の推移や記事30の評価が変わったら、そのときはまた正直に書きます。

参考(あわせて読みたい)

本記事で参照した公式情報

  • REX Shares公式サイト「CEPI – REX Crypto Covered Call ETF」(正式名称・運用会社・設定日・経費率・連動指数・戦略、2026年8月7日確認)
  • REX Shares公式プレスリリース「REX Shares Announces Transition to Weekly Distributions for FEPI, AIPI, and CEPI」(週次分配への移行・開始日、2026年8月7日確認)
  • 記事30「6銘柄のROCを公式開示で全部調べた結果」(CEPIのROC比率・警戒評価。19a-1通知にもとづく2026年7月時点の整理)
  • 楽天証券口座の配当金明細(2026年7月分の実額)
  • 記事38「ポートフォリオ2026年8月版」(上限比率ルール・AIPI+CEPI比率約13.5%)

免責事項:本記事は筆者(航海)が2026年7月に実際に受け取った分配金と、2026年8月7日時点でREX Shares公式サイト等から確認した公開情報にもとづく個人の記録であり、特定の銘柄の購入や投資手法を推奨するものではありません。記載の分配金額・単価・ROC比率・経費率は今後変動します。ROCの評価(記事30)は19a-1通知にもとづく見積りであり、確定するのは翌年初に発行されるForm 1099-DIVです。本記事の円換算は1ドル=163.7円(2026年7月28日時点の実効レート)による試算であり、実際の為替レートとは異なります。ポートフォリオの上限比率(25〜30%)は筆者自身の投資判断の目安であり、他の投資家に当てはまるものではありません。NISAの取り扱いは制度改正や証券会社の対応により変わることがあり、最新情報は金融庁および各証券会社の公式情報で必ずご確認ください。投資は元本保証がなく、暗号資産関連株は特に値動きが大きくなる可能性があります。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

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この記事を書いた人

40代でFP2級・簿記2級を取得。FXで数百万円の損失を経験後、正しい資産運用に切り替え、カバードコールETFの配当収入でFIREを目指しています。このブログではリアルな資産運用の軌跡を発信しています。

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