「投資で稼ぎたい」その一心で、FXの世界へ飛び込んだ
20年ほど前、私はFXを始めました。
きっかけは単純でした。「お金を増やしたい」「給料以外の収入がほしい」ただそれだけです。
当時はインターネットでFXの情報があふれていた時代。「月に数十万円稼いだ」「サラリーマンをやめてFXで生活している」そんな話が目に飛び込んでくるたびに、胸が高鳴りました。
自分にもできるはずだ。
そう信じて、深く考えずにFX口座を開設しました。
チャートと向き合う日々、そして現実
最初のうちは、勝つこともありました。
「やっぱり自分にはセンスがある」と本気で思っていました。しかし今思えば、それはただの運でした。
チャートを眺めながら感覚と勢いで売買する日々。損をすれば「取り返そう」と焦り、さらに大きなポジションを持つ。典型的な負けパターンにはまっていたのです。
気づいたときには、数百万円という取り返すのに何年もかかる損失を抱えていました。
当時の精神的なダメージは、金額以上のものがありました。家族には言えず、一人で抱え込んだあの重さは今でも忘れられません。

それでもFXをやめられなかった理由
不思議なことに、大きな損失を出してもFXをやめられませんでした。
理由は今ならわかります。「取り返したい」という感情がギャンブルと同じ心理だったのです。
パチンコで負けた人が「もう少しやれば取り返せる」と思うのと、まったく同じ構造でした。
お金への関心は人一倍あるのに、正しい知識がなかった。それが20年近く私を縛り続けた根本的な原因でした。
40歳という節目に、本気でお金と向き合う
40歳になったとき、ふと立ち止まりました。
このまま50代、60代になったとき、自分はどうなっているのか。
老後の資金、子どもの教育費、住宅ローン。考えれば考えるほど、漠然とした不安が押し寄せてきました。
「もうFXの勘に頼るのはやめよう。ちゃんとお金の勉強をしよう。」
そう決意してFP2級(ファイナンシャルプランナー)と簿記2級の取得を目指しました。働きながらの勉強は正直きつかったですが、学べば学ぶほど「自分がいかに何も知らなかったか」が見えてきました。
FPの勉強で気づいた、FXの本質
勉強を通じて、ある事実に気づきました。
FXは投資ではなく投機だということです。
投資とは、企業や経済の成長に資金を提供し、その果実を受け取る行為です。一方の投機は、価格の変動だけを利益の源泉とするゼロサムゲーム。誰かが勝てば誰かが負ける世界です。
20年間、私がやっていたのは後者でした。
この気づきは、私の投資観を根本から変えました。
正しい投資に切り替えた結果、メンタルが激変した
FP2級取得を機に、資産運用を完全に見直しました。
現在の運用スタイル
- コア:NISAを活用したインデックス投資(全世界株・S&P500)
- インカム:カバードコールETF(JEPI・JEPQ・QQQIなど)で配当収入を積み上げる
- サテライト:個別株に少額だけ
切り替えてまず感じたのは、メンタルの安定でした。
FX時代は相場が気になって夜中にチャートを確認することもありました。今は月に一度ポートフォリオを確認するだけで十分です。「お金のことを考えると憂鬱」だった状態から、「資産が少しずつ育っている」という感覚に変わりました。

目指すのは、配当で生きるFIRE
将来の目標はFIREです。
ただし一般的な「4%ルールで資産を取り崩す」方法ではなく、カバードコールETFの配当収入だけで生活費をまかなうスタイルを目指しています。
元本をできる限り減らさずに生きていく。それが私の描くFIREの姿です。

このブログについて
このブログ「遅咲き投資家の航海日誌」は、FIREへたどり着くまでのリアルな記録です。
- FXで失敗した経験
- 40代から資格を取得した話
- NISAやインデックス投資の実践記録
- カバードコールETFによる配当戦略
- 毎月のポートフォリオ公開
きれいごとなしに、リアルな数字と感情を発信していきます。
同じようにお金で失敗した経験がある方、40代からでも遅くないと信じたい方、FIREという生き方に興味がある方に、少しでも役立てれば嬉しいです。
航海(こうかい)
免責事項
当ブログの情報は筆者個人の経験・見解にもとづくものです。投資判断はご自身の責任において行っていただきますようお願いします。特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。

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